前代Windowsユーザーにとってはあまりなじみがないかもしれないが、 Windows VistaのReadyBoost機能とは、USBメモリやスマートカードなどのリムーバブルメディアをキャッシュとして利用して、ハードディスクへのアクセス回数を減らすことにより、システムのパーフォーマンスを向上させる、というものだ。
ただ、そのリムーバブルメディアは、Vistaの基準を満たさないと、ReadyBoostには使用できないことがある。でも、その条件が必ずしも正しいという訳ではない。多少データの転送速度が基準を満たしていなくても、まずは試してみたいものだ。そこで、Windowsレジストリーで少し手を加えて、ReadyBoostが使えるようにしよう。
<注意>
この手順で自分の持っているUSBメモリをReadyBoostで使えるように成功したが、どんなリムーバブルメディアでも大丈夫、という保証はできないので、あくまで自己責任の上で操作をお願いしたい。(下記の説明をよく読んで、操作をすればまずは問題ないとは思うが・・・。)また、ReadyBoostに適していないデバイスを使っても、パーフォーマンスの改善は見られない可能性もあることを、お断りしたい。
<手順>
- リムーバブルデバイス(USBメモリなど)をパソコンに差し込む。
- Vistaのスタートボタンをクリックしてコンピュータを右クリックを。上記1で差し込んだデバイスに右クリックをして、プロパティをクリック。またReadyBoostのタブをクリック。

- 「デバイス接続時にこのデバイスの再テストを中止する」のチェックボックスをオフにして、「OK」をクリック。
- デバイスを取り外す。
- Windowsのスタートボタンをクリックして、検索ボックスにregeditと入力してレジストリーエディターを起動。
- HKEY_LOCAL_MACHINE / SOFTWARE / Microsoft / Windows-NT / CurrentVersion / EMDgmt を展開。
- 下記のキーを変更(ただし数字を16進ではなく、10進で入力)。
Device Status:2
ReadSpeedKBs:1000
WriteSpeedKBs: 1000

- レジストリーエディターを閉じて、もう一度、リムーバブルデバイスを差し込む。すると、ReadyBoost機能が有効になる。
ある日、Windows Updateを開いて数十個くらいの更新プログラムがズラリと表示されてしまう、というのは多くの人が経験しているものではないだろうか?(セキュリティーアップデートがあって有り難いことだろうが・・・。)しかしこんなにリストアップされると、先週に無視してダウンロードしなかったものが再び出てきているのか、それとも、新しい更新プログラムが出たのか、よくわからない場合がある。

そこで、もう表示してほしくない更新プログラムを非表示にする方法を紹介しよう。実は単純で出来る。一覧表にある、非表示にしたい項目を右クリックして、「更新プログラムの非表示」にクリックするだけ。

しかし、いったん隠した更新プログラムをもう一度表示したい時は、左側の「非表示の更新プログラムの再表示」をクリックするだけでまた表示できる。

Windows Vistaでたいへん気に入ったところの一つは、Windowsカレンダーというアプリケーションだ。これは、アップルのiCalに対抗するものだが、同類のデスクトップカレンダーと同様に、ほかのカレンダーの購読したり、またそのカレンダーの更新情報をチェックしたりすることが可能。これは、Windowsカレンダーを使いたいがほかのネット上のカレンダーの情報を参照したいときに便利だ。
この具体的な使用例として、GmailのメールをGmailの予定としてカレンダーに追加することができるが、Windowsカレンダーではできない。そのため、WindowsカレンダーでGmailのカレンダーに購読して参照する必要がある。ここでは、その購読方法を紹介したい。
まず、Gmailを開き(アカウントはお持ちかな?)、「カレンダー」をクリックし、購読したいカレンダー(画面の左側)の「設定」リンクをクリックし、カレンダー名をクリック(下記画面のような項目が表示される)。

次に出てくる画面の下までスクロールをすると、「カレンダーのアドレス」欄にある ICALというボタンがある。その上を右クリックして、「ショートカットをコピー」をクリック。(なお、グーグルのカレンダーを一般公開に設定していない場合、「限定公開URL」にある、ICALのボタンのリンク先をコピーする。)

そしてWindowsカレンダーに戻り、「購読」をクリック。 下記のような画面が表示される。ここでCTRL+Vなどの方法で、クリップボードに貼付けたICALのカレンダーへのリンク先をペーストする。

リンクを貼付けて「次へ」とクリックをし、カレンダーの購読設定が変更できる。

個人的には、15分おきの更新間隔が好ましい。もっと早く更新できたらと思って、レジストリーでいろいろといじってみたが、できなかったので、もし15分おきより早くカレンダーの更新に成功できた方がいたら、ぜひご連絡を。
手順は以上だが、カレンダーのダウンロードしかできず、グーグルカレンダーをリモートで更新したりすることが、できない。
最後に、この「購読」機能で閲覧できる一般公開されているカレンダーもある。例えば、グーグルカレンダーには、アニメの番組表、ドラマカレンダー、お店のイベント情報などが購読できる。
Vistaは、前代のWindowsと違って、タスクマネージャーではなく、プロセスエクスプローラという画面を使って、Windowsの起動時に自動的に起動されるプログラムと、現在動作中のプログラムが確認できるようになった。確かに、タスクマネージャの「プロセス」タブをクリックして、起動中のアプリケーションは確認できるが、Vistaには「ソフトウェアエクスプローア」という、もう一つの便利なツールがある。
また、誤解のないように言っておきたいのだが、タスクマネージャはVistaにおいてもまだまだ現役だ。ただ、新しい「ソフトウエアエクスプローラ」は、もっとわかりやすく、アプリケーションとして認識されるもののみを表示してくれるツールなので、タスクマネージャのレベルまで詳細を見なくてもよいときや、見方がよくわからないときには、使うとよいだろう。
ひとつの例として、まず下記のタスクマネージャ(従来のWindows機能)の画面(下記のスクリーンショット)を見よう。イメージ名(プロセスの名称のこと)と短い説明くらいしか見えず、それはどのアプリケーションにあたるものなのか、よくわからない時がある。

しかし、Windows Vista(正確には、Windows Defender)には、下記のようにアプリケーションごとに詳細な情報をもっとわかりやすく表示する機能がある。

この画面をアクセスするには、スタートボタンの「すべてのプログラム」をクリックし、Windows Defenderをクリック。Windows Defenderが立ち上がったら、画面上部にある「ツール」をクリックし、下記の画面が表示される。最後に、「ソフトウエアエクスプローラ」のリンクをクリックすると、もう到着だ!

「カテゴリー」のプルダウンメニューを使って、分類によってパソコンにインストールされている様々なアプリケーションの情報が表示できる。

このリストから、プログラムの削除または無効化ができる。もしスタートアップ時に、起動するプログラムが多すぎてコンピューターの立ち上げが遅いと感じる場合、ここで不要と思われるものを無効にすることで、より早く立ち上がることもあるので、お試しを。(なお、あまり乱暴に起動プログラムを無効にしないよう、まず下調べをしてから設定を変えた方がおススメ・・・。)
自動的に休止状態から回復するパソコン、または休止状態を使わないパソコンの場合、「休止状態」を無効にしたほうが賢い。なぜかというと、「休止状態」は、搭載メモリー分相当のハードディスクの容量を使ってしまうからだ。
休止状態を無効にするには、下記の手順で素早く設定ができる。
- スタートボタンをクリックし、検索ボックスに cmd と入力し、CTRL+SHIFT+ENTERキーを押す。
- powercfg -H off と入力。
これで休止状態がオフに設定される。しかし、休止状態が使用していた、ハードディスクの容量を取り戻すには、下記の手順で「ディスク クリーンアップ」を使用できる。
- スタートボタンをクリックをし、cleanmgrと入力。
- どのファイル(自分のファイルのみ、または全ユーザーのファイル)を対象にするか、選択して、あとは画面の指示に従って操作をすればよい。

僕のパソコンでは、上記の図の「休止状態ファイルクリーナ」の項目のとおり、約1.96 GBのディスク容量が休止状態で使われていたので、それを削除して解放ことでメリットが非常に大きい。
なお、この手順は、休止状態を確実に使用していないVista環境のみに限るので、休止状態が有効になっていないか、確認の上、上記の設定をすれば無難だ。
すでにお使いの方もいるかも知れないが、ファイルに右クリックして「送る」にして、特定の場所にファイルを瞬間に送ったりすることはVistaでも可能だ。でも、意外と知られていないのは、その「送る」メニューの項目が自由に変更可能、と言うことだ。
「送る」メニューが特に便利になる場面は、ファイルの保存の時だ。たとえば、ワード2003までは、保存先が自動的に「マイドキュメント」になるが、そこに一時的に保存してから指定の場所に「送る」ことができたら便利だろう。では、「送る」メニューのカスタマイズ方法を説明しよう。
まず、Vistaの初期設定の「送る」メニューは、下記のイメージのようなもの。(これはインストールされているプログラムによって項目が異なるため、違っていても焦る必要はない。)

「送る」メニューの項目が入っている実際のフォルダーを表示するには、スタートメニューの検索入力ボックスに、下記の文字列を入力。
%UserProfile%Appdata%Roaming%Microsoft%Windows%Sendto
Enterキーを押せば、sendtoのフォルダーが開く。ここからは、不必要な項目を削除したり、逆にお好みのショートカットを追加したりすることができる。また、項目の名前変更も可能だ。
ここで変更したことは、下記のように瞬時に右クリックの「送る」メニューに反映される。

この状態にするには、FAX送信のアイコンを削除し、Word 2007へのショートカットのアイコンを追加してみた。操作はかなりやりやすいのではないかと思う。なお、ドライブのアイコンは削除できないのでご注意を。
スタートメニューには、最近開いたファイルが表示されることになっている。ただ、プライバシーを大切にする人々にとっては、これは逆に不便なことだ。
しかし、パソコンのシャットダウン後にこのリストに項目を残したくない時に、グループポリシーエディタという画面にある設定を変えればよい。アカウントは一つしかないが閲覧履歴を残したくない時にはもってこいの方法だ。
なお、この方法はVista BusinessまたはUltimateにのみ有効。Vista Basic/Home Premiumには使用できないのでご注意を。

<設定方法>
- スタートメニューの検索入力ボックスに、「gpedit.msc」と入力し、グループポリシーエディタを開く。

- コンソールツリー(左側の項目一覧表)にある、「ユーザーの構成」「管理用テンプレート」「タスクバーと[スタート]メニュー」にクリック。

- 「終了時に最近使ったファイルの歴史を消去する」の項目に右クリック(またはダブルクリック)をして、「プロパティ」を開く。
設定を「有効」にし、OKをクリック。
これ以上、パソコンのシャットダウンをするときに、最近使った項目のリストが空になるため、もう下記のイメージのように手動に消去する必要はなくなる。

基本的に言えば、「電源」ボタンの動作は見ての通りのものであるべきだ。機器の電源を点けたり切ったりするためのものだ。パソコンの電源ボタンもその例外ではない。
しかし、Vistaの画面上の「電源ボタン」は、初期設定では、電源オン・オフの役割を果たさない。実際のところ、初期設定では、パソコンをスリープモードにする役割になっている。

とはいえ、実はこの動作を変えることは、下記のステップのとおり、意外とカンタンだ。
<方法1>
下記の手順でコマンドプロンプトより、設定画面を素早く表示できる。
- 画面左下のスタートボタン(丸いWindowsボタン)をクリックし、「検索の開始」のところに、cmdを入力してEnterキーを押す。
- コマンドプロンプトの画面で、powercfg.cpl,1とEnterキーを打ち、電源オプションの画面を表示させる。
- 下記の画面に示してある場所にクリックして設定を変更。
<方法2>
- コントロールパネル(スタートボタン→コントロールパネル)をクリック。
- コントロールパネルホームが表示されている場合は、「システムとメンテナンス」をクリックし、「電源オプション」の下にある「電源ボタンの動作の変更」をクリック。

(もしクラシック表示になっている場合は、電源オプションをクリックし、「電源ボタンの動作の選択」をクリック。)

- まずパソコン本体の電源ボタンの動作を、下記の画面にあるドロップダウンメニューから選ぶことができる。

また、クラシック表示の場合は、「電源オプション」の画面には「お気に入りのプラン」があり、ラジオボタンがオンになっているものに「プラン設定の変更」のリンクをクリックすると、「詳細な電源設定の変更」のリンクがある。これをクリック、「電源ボタンとLID」の項目を展開して、「電源ボタンの操作」と、「[スタート]メニューの電源ボタンの操作」という項目がある。この二つのオプションは、現在使用中の電源プラン(あなたのパソコンが使っている電源設定)を変更できる。

- 同様画面に、「休止状態」、「なにもしない」、「スリープ」と「シャットダウン」が選択できる。